◇ コ ラ ム ◇ モンブランと蒲田行進曲(写真付)
昨夜、二日間の東京滞在から浜松に戻った。国籍法の改正案は附帯決議が出されたものの、衆議院本会議を通ってしまった。そのせいもあってか、今日は本当にお天気にもかかわらず身も心も寒く感じる一日であった。
静岡市の支援者Yさんがわざわざケーキを浜松の事務所の妻のところに持ってきてくださった。そうだ、今日11月19日は妻の誕生日であった。毎度のことだが今年も、国籍法改悪なにやらで、すっかり忘れていた。(私は人様や自分の誕生日、クリスマスやバレンタインデーなどを祝うのがむかしから大の苦手である。)もちろん、プレゼントなど買っていない。「そうだ、このケーキ(モンブラン)で陽子の誕生日を祝えばいいや!!」と名案を思いつき、家族と一緒にさきほど食べる。「他人のふんどしで相撲をとる」とはまさにこのことをいうのだろうか。Yさん感謝します。
今日事務所に荷物が届いていた。『蒲田行進曲』のレコードである。風間杜夫、松坂慶子主演の松竹の『蒲田行進曲』という映画を観た方もいらっしゃると思うが『蒲田行進曲』はその主題歌だ。ただし、このレコードは昭和四年(1929年)十月発売のものだから、およそ80年前のもの。新品同様とはいえないが、90点くらいで結構良い音が出た。マニアックなSPレコードコレクターにしか通じないような話をして恐縮だが、『蒲田行進曲』のSP盤は意外と少ない。まして90点くらいのきれいな盤はあまり手に入らない。レコード蒐集歴30年近くになる私もこんな美麗盤を手にしたのははじめてだ。ただ、私のSP盤の師匠の岸和田の知る人ぞ知る大御所映画小僧ことTK氏は100点盤(デットストックかほとんど未使用)をもってらっしゃるとのこと。上には上がいる(ため息)。
台所のテーブルに向かって座っている妻にはあたかも誕生日を祝ってにこにこしているように振る舞い、実際心の中では妻の誕生日よりも『蒲田行進曲』のSP盤を入手したことに祝杯をあげているのであった。
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