バングラデシュ会談と視察
2019.07.01
政治
昨日は、バングラデシュのジャヒド・ファルク水資源担当国務大臣ならびにハビブン・ナハール環境・森林・気候変動省副大臣と会談を行いました。
バングラデシュは、国土を大河で分断されているため、治水をはじめとする水分野が重要な課題です。
我が国は、JICAを通じて、洪水対策や上水道整備、小規模水資源開発や総合的水資源管理アドバイザーの派遣等を通じた支援を行っています。
また、気候変動対策として、二国間クレジット制度(JCM)を通じ、優れた低炭素技術等の普及を促進するための協力を進めています。バングラデシュにおいては、省エネ型冷凍機や高効率織機、太陽光発電など6件の事業を展開しています。
それぞれの会談では、このような我が国の取組に言及しながら、環境政策における引き続きの連携と協力をお願い申し上げました。
その後、JCMにより、太陽光発電とディーゼル発電を組み合わせたハイブリッド発電システムを導入しているYKK株式会社のダッカ工場を視察しました。
2016年7月1日に、ダッカ市内で発生し、日本人も犠牲となった痛ましいテロ事件の現場を訪問し、献花するとともに、ご冥福をお祈りしました。
市民の方たちが普段使われている市場やスーパーにも立ち寄りました。肉、魚、野菜、果物など見慣れないものも含めて、多くの食材がそろっていました。
日本ではレジ袋の有料化に向けた議論がこれから本格的に始まる段階ですが、バングラデシュのスーパーでは、プラスチック製ではなく不織布のような素材のバッグが使用されていました。