◎ 政 治 ◎ 政界再編?
年内選挙の話もでてきている。次の次の選挙もそう遠くないだろう。いよいよ政界再編か。
自民党も民主党も泥船になって、そこから脱出する人が出てくるようであれば、政治も大きく変わる。先週の姫井参議院議員の民主党離脱、復党劇は一つの兆候である。自民党内の「カイカクを止めるな」派と民主党内のネオリベ派が将来連携する可能性もある。
それにしても、マスコミは構造カイカク路線派(中川秀直元幹事長ら)を「上げ潮派」と称し、財政出動派(麻生太郎幹事長ら)をバラマキ派のごとく報じているのは非常に問題だ。政府大本営が何と発表しようと、長きにわたる構造カイカク路線のせいで日本の景気が低迷した。たまたまイラク戦争をしていたアメリカと北京オリンピックのブーム、すなわち外需のおかげでマイナス成長がかろうじてプラス成長となっていただけの話だ。今やアメリカはサブプライムローン問題をかかえ、北京オリンピックも終わった。これからは外需をあてにしていられないだろう。むしろ内需を拡大して、正規雇用の促進、必要な社会資本整備をすすめるべきだ。一部の大企業やマネーゲームに興じている連中だけでなく、中間層にももっともっとおかねをまわさないと。
構造カイカク派はむしろ逆噴射よろしく景気を悪化させた「下げ潮派」ではあるまいか。特殊法人の問題はどうなったのか、道路公団の民営化の実態はどうなのか。郵政民営化して何か一つでも国民にとって良いことがあったのか。
マスコミもきちんと構造カイカク路線の総括をせずに、ただレッテルを貼るだけではあまりにも安直でないか。
国民は同じ手でまた「カイカク真理教」や「カイカク原理主義」、「リフォーム(改革)詐欺」、「カイカク利権」などにダマされることはないと信じたい。
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