吉田松陰先生
2006.11.30
政治
最近人生の四分の一約10年間(昭和46?50年、平成2?7年)を過ごした第二の故郷(ふるさと)ドイツを思い出す。小学校一年から四年まで過ごしたライン河畔のドイツの片田舎のボン。日本から来た少年にとってはなにもかも新鮮であった。71年(昭和46年)に小さな東京の2DKのアパートからドイツのマンションに越してきた。全部で70平米くらいあろうか、ドイツの住宅の部屋があまりにも広々としていて驚いた。
それから30年近く経つが、漢字もろくに書けなかった私がしがない落選議員とはいえよくここまで来たなと思った。字は未だに小学生程度の悪筆であるが、この年になって古事記の神代の巻をひもとき大和ことばのすばらしさ、言霊の神髄に触れるようになった。子供の頃はドイツ語で夢を見ていたような気もするが、ようやくこの年になって日本人になったと思う。
吉田松陰先生の「かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」というこの和歌を常に胸に秘め、いかなる艱難辛苦あろうともひたすら国家国民のためにぶれずに生きたい。たとえ人生短くとも真正日本人として自分の人生をまっとうしたい。
11月30日(木)