◎ 政 治 ◎ 日本経済を再構築する時
2009.03.16
コラム
景気がどうしようもなく悪くなってきている。政府も「百年に一度の経済危機」だとずいぶん悲観的な見方をしている。しかし、何でもかんでも悲観的な見方をするのは良くない。何度も言うように、今回の不況は決して天災ではなく、マネーゲームのバブルがはじけたことによりひき起こされた人災である。わが国経済においては、それを進めてきた小泉・竹中構造カイカク路線にその責任の一端があることはいうまでもない。
そのことを充分反省し、今回のアメリカ発の金融危機と世界経済の縮小を契機に、行き過ぎた市場原理主義と規制緩和路線を見直し、日本の国民経済を再構築すべきだと私は思う。
わが国は一億二千万の人口をかかえる大国である。勤勉にして消費欲旺盛な国民が一億人以上もいるのである。これまでの外需主導型から内需主導型経済へと大幅に転換すると同時に、思い切った農業政策の転換により食糧自給率の大幅向上をはかるなどして、真の独立国をめざすべきである。
また、人類がより良く生きるための技術を、もっともっと日本が率先して世界の人類のために開発すべきである。具体的には、環境・エネルギー技術、最先端の医療技術などである。そのためにもまず日本の美しい国土をとりもどさなければならない。美しい自然と音楽、豊かな住環境が日本人の知性や感性をみがき、ノーベル賞級の発明をもたらす。
一人あたりのGDPといった統計上の数字も必要かもしれないが、国民の幸福度というなかなか数字で表せないもの、私が良くいう「目に見えないもの」をもっと大切にするときが今こそきたのだと確信している。
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