◎ 政 治 ◎ 内閣不信任案
2009.07.15
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14日、衆議院議員本会議で内閣不信任案が反対多数で否決された。
あれだけ自民党内の一部で麻生太郎総理をおろそうという「造反」の動きがあったのに、内閣不信任案に反対とはちょっと驚いた。93年の宮沢喜一総理のときかなりの数の議員が「造反」したのにたった一人の造反者もいないとは。自民党は根性なしばかりなのか。だったらはじめから造反の動きなどせずに、黙って党畜としてトップが「カラスが白」といったら白、「カラスがピンク」といったらピンク、「郵政民営化がカイカクの本丸」といったら、「郵政民営化すれば国民はみな幸せになれる。将軍様マンセー。」と言ってれば良いのだ。彼らは自分の選挙のことしか考えていないのか。
自民党にはもはやそれだけのパワーが残っていないのだろうか。政治にパワーがなくなればおしまいである。
昨日東京で複数の某有力国会議員の政治指南役のQ先生とお会いしたが、Q先生曰く、「自民党が衆議院で130議席程度の過半数割れとなれば、それはもはや「自民党」ではなくなるのです。自民党とは、政権与党であり続けるために、いろいろな派閥やグループが過去の恩讐や個々人の異なる政策・理念、価値観を乗り越えて一つの船にがまんして乗っている集団なのです。過半数割れした瞬間から自民党は沈みゆく船となります。その時が自民党の最期となるでしょう。」
Q先生の予言どおりとなるか、これから政治は熱くなる。ドラマチックな展開があるかもしれない。