◎ 政 治 ◎ ヴルフ独大統領の訪日
週末は必ず家族のいる地元浜松に戻り徹底的な後援会活動を続けている私ではあるが、ドイツ側からのたっての要望もあり、夕方浜松から東京に向かい、シュタンツェル・ドイツ大使主催日独交流150周年を兼ねたナショナルデーのレセプションに出席した。
日本側は、皇太子殿下、ドイツ側は今回の交流150周年にあわせて訪日されたヴルフ大統領が主賓として招かれていた。
日本側からせめて外務大臣、ほんの少しの時間でも総理大臣に顔を出していただきたかった。国会議員で出席が確認できたのは、平岡法務大臣、岡田克也元外務大臣、田中真紀子元外務大臣、米長晴信参議院といった民主党の議員数名であった。
平岡大臣が乾杯の挨拶をされた。大臣には大変失礼であるが、最初日独を日米とまちがえて言ったり、ご出身の山口県の伊藤博文総理の話をしたり、とにかく長すぎてちょっとみなさん辟易していたような感じを受けた。私だったら、たったひとこと「日独修好150周年おめでとうございます。日独友好協力関係がますます前進発展することを祈念してカンパイ、ツゥム・ヴォール!」で終わらせるのだが。通訳つきだからこそ、長くならないように気配りすべきだと思う。長いとビールやシャンパンの泡や気が抜けてしまう。外国人はそういうことに敏感であり、日本人のように我慢強くないのだ。
私は最初はご遠慮もうしあげたが、高野元駐独大使がヴルフ大統領の下に私を人をかきわけ引きつれて下さって、私を大統領に紹介して下さった。私がさびついたドイツ語を使って、ドイツに関係のあった日本の国会議員として大統領閣下の訪日を歓迎する旨申し上げたところ、ちょっと驚かれたご様子だった。大統領と一言会話したい日本側の招待者が列をなしていただいたので、それだけで失礼しようとしたら、いろいろ話しかけてくださってかえって恐縮した。最後に大統領より、何か日独関係でできることがあったら協力するのでこちらに直接電話をしてくださいと、さらさらと大統領官邸の直通番号と思われる番号を紙に書いて渡していただいた。なんという気さくな人柄だろうか。
私はもちろん、「はいわかりました」などとは言わずに、となりにシュタンツェル・ドイツ大使閣下もおられたので「ありがとうございます。何かありましたら、日独両国の大使を通じてご連絡させていただきます。」とお答えした。
今晩は総理官邸で野田総理大臣主催のヴルフ大統領をお招きしての晩餐会がある。私も招待状をいただいた。微力ながら日独関係の発展のためにがんばりたい。
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