◎ 政 治 ◎ 李明博大統領の発言
韓国の李明博大統領が昨日、日本の統治時代に亡くなった独立運動家に対し心から謝罪することが「天皇陛下の訪韓の条件」である旨、述べた。
曲がりなりにも「先進国」を標榜する国家の元首がこのような礼を失した発言をすることに、怒りを通り越してあ然とするばかりであり、また残念でならない。
そもそも天皇陛下は為政者ではない。李大統領がわが国総理大臣に対してならまだしも、国民の、そして国體と国柄の象徴であられる天皇陛下に対してこのような発言をすることはすなわち、天皇陛下自体に対する侮辱であるのみならず、わが国の皇祖皇宗とわが民族に対する冒涜でもある。このまま韓国政府が事態を放置するようなら、もはや未来永劫天皇陛下の訪韓はないだろう。
そもそも、天皇陛下の訪韓を求め日本に働きかけてきたのは李大統領である。すでに死に体となっている自身への支持回復という利己的理由により竹島訪問に加え今回のような放言まですることは、韓国の国益をも著しく害するものであることを強く指摘しておきたい。
わが国と韓国との過去の問題は、昭和40年の日韓基本条約においてすべて解決している。わが国は経済協力金を供与・融資することにより、韓国の発展にも寄与してきた。にもかかわらず、韓国政府・メディアの無知により、韓国政府及び一般国民は、いまだに国際法上違法な賠償請求をわが国に対して行っている。こうした韓国の態度に拍車をかけているのが、民主党政権、とりわけ菅前総理時代のいわゆる「菅談話」、そして朝鮮王朝儀軌など日本の文物を超法規的に韓国に「お渡し」したという愚行ではないだろうか。
繰り返すが、菅総理に代表される政権交代以降の政府による韓国にただただ媚びる外交姿勢は、解決済みの問題を無駄に蒸し返すことでわが国の国益を著しく害している。やはり、一日も早く一部の民主党反日勢力から政権を取り戻し、外交を正常化することが肝要である。
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