障害者の方々に住みよい社会を
今日は日曜日、天気予報は浜松は雨だったが、日中は晴天であった。地元の障害者の授産施設「ふれあい作業所」のA所長さんに呼ばれて年に一度のバーベキュー大会に参加させていただいた。今日は竜洋海浜公園でバーベキューがあったが、この催し物は二十年以上続いている年中行事である。
障害者自立支援法案も郵政民営化法案と同じく、現場の声が全く無視されて官僚や諮問会議のお偉いさんの声だけで強行突破されたのである。思うに、誰のための政治なのか。
グローバリゼーションという名の下のアメリカ化を進めれば果たして日本国民が幸せになるのかどうか多くの問題提起がなされるようになった。一般大衆はこの閉塞感を打ち破って欲しいと思い、現政権に託したのである。ところが、ふたを開けてみればこのままだと新たな既得権を生むような、勝ち組はいつまでも勝ち続けるような弱肉強食社会が到来しないか。
権力の中枢に食い込み、インサイダー情報で株を売ったり買ったりして巨万の富を築くようなやからがこれからの日本の改革の旗手として一般庶民を支配するのである。国会議員の中にも資産公開で株を大量に持っている者がいるが、その中にもしかしたら政府、特に大蔵省からのインサイダー情報の恩恵にあずかった者がいないのか、じっくりと検証する必要がある。
私は現職の頃、資産公開でもっとも資産の少ない国会議員の代表格であった。でも別に資産なんかなくても家族四人が生活できれば良いと思い、現職の国会議員の時分に、給料とわずかな支援でなんとかまかなっていた。給料の大半は私設秘書の人件費にあてた。そのため、現職の頃なんとか家族で生活するために家賃の少ない住居に移転した。ところが、マスコミは私が落選後、視聴率をあげるためとんでもない報道をした。城内実は落選したから家賃の安いところに引っ越したというフィクションをやってのけたのである。マスコミのやらせは日常茶飯事であるが、本当に今のテレビや新聞は腐っている。
権力につきしたがっている、勝ち馬に乗ることばかり考えているような理念無き権力亡者があまりにもはびこっている。そのことに良識ある国民は気がつき始めている。
権力亡者の社会ではなく、障害者をはじめ生活弱者のことをしっかりと考え、彼らあるいは彼女らの立場に立ち、障害者の方々が住みよい社会を作らなければならない。強者の論理で政治をしてはならない。
5月29日(月)