◇ コ ラ ム ◇ 50年代のGEのフォノアンプとカートリッジ
2014.07.06
コラム
50年代といえば、今から55~65年前である。まさに当時のオーディオは世界一であった。もちろん、ドイツも英国もそれなりにすごかったが、残念ながらわが日本はとても米、独、英には足下も及ばなかった。
私が30年代、40年代(もちろん昭和ではなく、西暦!)のレコードを愛し、こつこつ中学生のころからあしかけ35年近く蒐集しているのも、70~80年前当時の技術者が技術の粋をつくし、知恵と汗で最高のものを作り世に残そうとしたその「情熱」、「意気込み」が真空管アンプという極めて原始的な機械を通じて再生できるからである。
私のコレクションの50年代の米国のGE社のフォノアンプとカートリッジのデットストック(死蔵された新品)の一部を以下写真で紹介しよう。
当時の箱入りで残っているものは結構あるが、オリジナルの箱に妙な希少価値を感じるのは私だけであろうか。
ところせましと置かれたSPレコードの山。中央には50年代のマッキントッシュのアンプ。
50年代の今はなきSTEPHENSのスピーカーの響きはジャズに最高。
当時GEといえば、オレンジ色のパッケージで有名であった。