日独フォーラム第25回合同会議
2016.10.22
政治
19日は、日独フォーラム第25回合同会議の初日でした。
第1部「日独の政治経済情勢~国内の課題と政治的対応」において、私は、日本側
スピーカーとして「日本の参議院選挙と安倍政権の政治経済政策の課題」等のテーマ
で約10分話しました。引き続き、民進党の玄葉元外務大臣からも発言があり、
その後日独間で質問や意見交換がありました。
東京の事務局長のF君の作成してくれた発言のポイントが大変良くできていたので、
予想以上にうまくプレゼンテーションすることができました。
午後からの第2部「グローバルセキュリティ~外交政策上の課題」では、国際安全
保障情勢や、国際テロ、日独の外交・安全保障政策と協力可能性がテーマとなりまし
た。英国のEU離脱の問題やグローバリゼーションに対する不安の問題、ポピュリズム
について等活発な意見交換がなされました。
私からは、安保理改革について、今こそ日独が協力すべしと発言するとともに、
歴史認識の問題について(東南アジア諸国と違って)、中国と韓国が内政問題を克服する
上での「切り札」に使っているとこと、またあまりにもねつ造、歪曲がはびこり問題である
旨客観的事実を淡々とドイツ側に伝えました。
夕方には、アンゲラ・メルケルドイツ連邦首相を表敬訪問しました。
当初30分ほど日独フォーラムのメンバーに時間を頂いたのですが、プーチン・
ロシア大統領はじめ、急きょ各国首脳との会談が入ったため、短縮されてしまいました。
その点、ブラウン独首相府副大臣が一時間に渡って意見交換の場を提供してくれたので
大変良かったと思います。
安倍総理からメルケル首相へのメッセージもきちんと独側に伝えることができ、充実した
一日でありました。