アウン・サン・スー・チー氏来日
2016.11.04
政治
2日、安倍首相と、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー最高顧問との会談が行われました。
安倍首相は、農業や人材育成、インフラ整備、エネルギーなどの分野において、5年間で官民8000億円規模の支援を表明しました。ミャンマーは「アジア最後のフロンティア」と称され、経済成長やインフラ需要が見込まれ、親日国でもあります。
他方で、軍政時代からの中国との関係が深く、「全方位外交」を掲げるスー・チー氏も、中国との関係は重視せざるを得ません。また、法制度やインフラが未整備なため、未だビジネスに適した環境ではなく、少数民族問題等も抱えています。
このように複雑な事情を抱えるミャンマーですが、日本としては、5年間という息の長い支援を通じて、ミャンマーの経済発展を支え、両国関係の一層の強化を図っていかねばなりません。