米大統領選で、共和党のドナルド・トランプ氏が勝利しました。

　事前の世論調査では、ヒラリー・クリントン候補が優勢と報じられていましたが、他方で、世間体を気にしてトランプ支持を明確にしない有権者の存在も、かねてより指摘されており、今回の結果は、そのことを裏付けるものとなりました。

　トランプ氏は、過激な発言ばかりが注目されていますが、中国やロシアなどの強権的な国家と異なり、アメリカでは議会が条約締結の同意権をもつなど、大統領の独裁化を防止する構造になっています。

　日本としては、今後、トランプ政権を担うブレーンにも注目し、日米同盟を基軸とした新たな日米関係を構築していく必要があります。