我が国に向けたサイバー攻撃
2017.02.01
政治
昨年度、我が国を対象としたサイバー攻撃が約1281億件に達し、過去最高を更新したことを情報通信研究機構が発表したと報じています。また、攻撃の発信元は中国が多かったとのことです。
近年、サイバー攻撃が多発しており、特に中国の人民解放軍、情報機関、治安機関など様々な組織の関与が指摘されています。中国の国防白書によれば、サイバー戦力の建設を加速させるとしており、対応を急ぐ必要があります。
情報通信技術(ICT)の発展により、仕事の効率性をあげたりインターネット上でものを購入できたりと非常に便利な世の中になりつつありますが、その一方、サイバー攻撃によるダメージは重要インフラシステムの麻痺や企業の情報漏洩にもつながるなど深刻な影響をもたらす恐れがあります。
サイバー空間は「第五の戦場」とも称されるように、陸・海・空・宇宙に次いで、安全保障上重要な空間であると認識されており、我が国としても、サイバー攻撃対策をしっかりと行い、安全な情報通信を維持しなければなりません。