韓国訪問を終えたマティス国防長官は、2月3日から4日にかけて来日し、関係閣僚らと国防・外交などについて会談を行いました。トランプ政権発足後、米国側閣僚として初の来日であります。3日には安倍総理、岸田外務大臣と、4日には稲田防衛大臣と意見交換を行いました。

 アジア太平洋地域の安全保障および日米同盟の強化として、核抑止、北朝鮮のミサイル開発などに関する協議を行いました。

また、マティス氏より、尖閣諸島が日米安全保障条約5条の適用範囲であると表明したことは、米国側が尖閣諸島について我が国の領域であるという理解を示しつつ、昨今、強引な海洋進出を強める中国に対する牽制という重要な意味を持ちます。

10日には安倍総理とトランプ大統領の会談が控えており、今回のマティス国防長官の来日は、トランプ新政権発足後、両国にとって良好な関係構築につながる第一歩となりました。