北朝鮮のミサイル発射について
2017.03.23
政治
昨日(22日)午前、北朝鮮がミサイルを発射したものの、失敗したと報じています。
金正日時代と比較し、核実験及びミサイル発射の規模と回数が共に急増している状況です。
近年、北朝鮮は大陸間弾道ミサイルの開発と核弾頭の小型化に力を入れておりますが、これら2つの技術を兼ね備えた場合、我が国を含む周辺諸国にとっては最大の脅威となります。
現行の金正恩体制下では、ウラン濃縮施設の規模の拡大化や、先般のマレーシアにて生じた猛毒VXによる金正男氏の殺害などと動きが顕著であり、軍部周辺においては、ある意味勢いがあります。
厳しい経済情勢下における軍事力の過度な増強は、相対的に産業・通商の活力を衰退させ、民衆の貧困化が進み、国家の破綻を招くことは歴史が物語っております。
今回の事案を含むすべての核実験およびミサイル発射は、許し難いものであり、国際法秩序に遵守した行動をとるべきであります。
我が国政府は諸外国と緊密に連携し、今後一切の挑発行為を行わないよう訴えかけて参ります。