◇ コ ラ ム ◇ フレッド・アステア再び
2008.07.07
コラム
以前このブログで紹介したアメリカが誇るフレッド・アステアは伝説的な天才タップ・ダンサーであった。ジンジャー・ロジャースとの共演の映画は私の父母も若い頃映画館で見たことがあるという。
城内実は時代錯誤かもしれないが、今から30年前の中学生の時分から戦前の78回転のレコード(SP盤)を蒐集している。その中で戦前の米国のジャズのポピュラー盤も所有している。
昭和11年のフレッド・アステア主演の映画「トップ・ハット」のSP盤もなかなか軽快な楽しい曲である。戦前に米国の曲がと言われる人もあるかもしれないが、とにかくアメリカとの戦争がはじまる前はやたらとアメリカのジャズソングが都会で流行っていた。
映画「トップハット」も昭和11年(西暦1936年)に日本で封切りされたが、多くの日本人がこの映画を見たのである。当時の日本人はよもやそれから5年後に日本がアメリカと戦争するとは思っていなかっただろう。
以下に当時のレコードのレーベルと袋を紹介する。