昨日、平成30年版外交青書（外交青書2018）が閣議配布されました。外交青書とは、一年間の国際情勢及び日本が行ってきた外交活動の概観を記録するものです。
　ちなみに、外務省以外の官公庁も国内事情などを取りまとめて毎年文書を発行しておりますが、私が経済産業部会長として取りまとめている「中小企業白書」や警察庁の「警察白書」等、外務省以外は「白書」と呼びます。
　「なぜ外務省だけ青書というのか？」実はこれ、外務省によくある質問です。
　これには訳があり、外務省が政府報告書を作成し始めた当時、英国議会の外交委員会の報告書の表紙が青色であり、bluebookと呼ばれていました。そのため、英国のこの伝統に倣って、外務省が刊行する外交についての政府刊行物の名称を「外交青書」、「Diplomatic Bluebookと称することになったのです。
　話がそれましたが、外交青書は、日本政府の外交を分かりやすく記載しており、国際的に活躍されている方の寄稿記事や外交の現場の声など、写真入りで皆様に外交をより身近に感じて頂ける内容になっております。
　インターネットでも読めますので是非ご覧ください。