半導体材料など戦略物資の対韓輸出管理見直し
昨日、日韓両政府による事務レベルでの「韓国への輸出管理見直し」に関する事実関係の説明会合がありました。
報道における経産省関係者の話にあるように、今回のわが国の、遅きに失した輸出管理見直しについて、韓国側は今回の説明会まで、全く理解していなかった(理解したくなかった?)ようであります。
本来であれば15分、20分で終わる説明にも関わらず、5時間以上に渡り懇切丁寧に粘り強く説明した経済産業省の課長さんと担当官のご苦労をねぎらうとともに、あらためて敬意と感謝の意を表します。韓国の課長さんは、我が方がおそらく小出しにして提示した事実の前に、反論どころかぐうのねもだせなかったのではないでしょうか。
あるいは韓国側からいつもの「日本側は、これならのめるでしょ」とか、「お互いこういうことだったことにしておきましょうよ」的な、日本に不利な譲歩案が示され「そんな案は死んでものめません」という押し問答の末、5時間近くかかった可能性もあります。
私はちょうど今回の説明会の数日前に、経済産業省と外務省の某事務方最高幹部に直接電話し、「これまでのように、韓国への配慮のあまり、足して二で割るような譲歩は、断じて行ってはならない」と国民を代表する一国会議員の立場で強く求めたところでした。
今回の韓国への措置は、「輸出規制」ではなく、2004年から韓国に特別に優遇して簡略化していた手続きを、2003年までの普通の手続きに「ごく一部だけ」戻すものです。
ホワイト国として特別優遇する相手国とは、厳格な輸出管理をしているか協議をするのが通常ですが、近年韓国だけが輸出管理の協議に応じていませんでした(応じられない理由は何ですかね)。それでもわが国は、限りなくブラックに近いグレーな某国をホワイト国扱いしてきたのです。
韓国政府は、「世界貿易機関(WTO)に提訴する」、「対抗措置をとる」、「日本の「報復」が世界の貿易秩序に否定的な影響をもたらす」などとヒステリックに反応しておりますが、全くもって的外れな韓国特有の「妄想」、歪曲・捏造としか言いようがありません。例の過去を巡る問題と同じです。
事実から目を背けて論点をずらし、被害者ぶる姿はいつもの韓国の常套手段です。韓国の文政権やマスコミもひどいですが、「泥沼化する前にもっと日本も頭を冷やして韓国と話し合え」とか「G20での自由貿易精神に反する」とか全く的外れで大多数の日本国民(一部の反日日本人を除く)の感覚とずれまくっているごく一部の(と信じたい)わが国の反日マスコミ人の論調はひどすぎます。(日本製品の不買運動をしている韓国の方々こそ、日本人が反日韓国寄りのマスコミ紙・誌の不買運動する前に買い上げ運動でもしてあげたら喜ぶよと皮肉を言う方もいます。たぶんもっと売れなくなるでしょうけど…。)
いずれにせよ、日本製品の不買運動や日本への渡航取り止めなど全く動じてはなりません。
私のまわりには、「逆ギレした韓国のみなさん、もっと不買運動とかやってください。日本製品買わないでください。使わないでください。日本に来ないでください。人がよくて鈍感な私たち日本国民をこうやって覚醒させてくれてありがとうございます」と大歓迎している方々がおります。(本当です)
これはあくまでも一個人としての見方ですが、今回の韓国の全く理解不能な態度を見るにつけ、残念ながら次のステップとして、今後本当の意味での輸出規制、渡航ビザの制限、といった現在政府が検討していると思われる対抗措置を実施せざるをえなくなるのではないでしょうか。
「覆水盆に返らず」と、良識ある韓国国民に申し上げたい。