経産省 異例の記者会見
13日、土曜日にもかかわらず、休日を返上して、12日(金)に開いた日韓の事務レベル説明会の内容に関する、異例の記者会見を我が国の経済産業省の課長さんが行いました。なぜでしょうか。なぜなら、説明会の終了後、韓国側の出席者の課長さんがあろうことか空港に集まった記者さんたちの質問に対して、日韓双方が事前に了解した今回の説明会の対外発表ラインを大幅に越えた応答(というか、いつものでたらめな歪曲・捏造)をしたからであります。今回一連の陣頭指揮をとられたと思われる世耕経産大臣本当にお疲れさまでした。
経済産業省の課長さんは韓国側の約束破りに対して、憤慨し強く抗議しました。当然です。韓国の官僚の方は、信義則というものが分からないのでしょうか。それとも、韓国特有の事大主義でお上にさからうとどこかの国の元職大統領、最高裁判事のように逮捕されるのをおそれたのか、あるいは出世にひびくのでしかたなく上司からの命令にしたがったのでしょうか。このような「延々と嘘をつき続ける」韓国のような国をわが国のみならず第三国も、もはや民主国家、近代国家とみなさなくなるのではないでしょうか。韓国こそ北朝鮮のことを笑えないのではないかと思います。ちなみに韓国は再び「協議」の継続を求めているようですが、今回はあくまで一度きりの説明会であって継続性のある協議ではないという前提でわざわざ説明会を、しかも5時間以上かけて開催したので、断固拒否すべきであります。
私が月刊「文藝春秋」令和元年五月号に寄稿した「韓国には『報復』と『謝罪要求』を」の中でも指摘しましたが、韓国の事実に基づかない要求や自己都合による要求には一切応じないと同時に、これまでの「特別で重要な隣人」関係から「195か国ある日本の承認している国家の一つ」にすぎないという関係の見直し、すなわち“コリア・パッシング”の徹底が重要です。以下「文藝春秋」五月号の記事の一部を紹介します。
「あくまで個人的な意見として申し上げますが、昨今の状況を踏まえれば、日本は韓国に対して断固たる対抗措置を取るべきでないかと思います。」
「韓国には“痛い目”を見てもらった方がいいと思います。『悪いことをしたら落とし前をつける』のは、国際社会の常識です。今までそれをしてこなかった日本外交を総括する意味でも、何かしらの『報復』を加えて、『日本は怒っている』ということを伝えるべきでしょう。」
「現時点でもソウルの日本大使の召還ぐらいはやってもいいと思いますし、もし、日本企業の資産を売却するなど実害が出た場合は、韓国人の入国ビザの厳格化、韓国への日本人旅行者の渡航自粛勧告、韓国製品に対する関税引き上げ等をすべきだと思います。」
「このように言うと、『日韓経済は大切だ。報復や制裁などできない』と反論する人がいます。果たしてそうでしょうか。確かに韓国にとって日本は重要な存在です。日本の技術や投資がなければ韓国経済は成り立たないからです。しかし、日本にとって韓国はそこまでの存在ではありません。短期的には困るでしょうが、韓国に代わる経済的パートナーは、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、バングラデシュ・・・・と無数におります。時間をかけてそちらに乗り換えていけば良いだけの話です。」(以上、月刊「文藝春秋」五月号からの抜粋)
ところで、昨日驚くべき記事を見ました。定期購読している読売ニュースによると、韓国の文在寅大統領は、15日日本政府による半導体素材の輸出優遇制度の見直し(「輸出規制の強化」という表現はミスリードするので使うのはやめましょう!)に関し、
「両国関係の発展の歴史に逆行する、全く賢明でない仕打ちだ」と批判したとあります。水をさすようで申し訳ございませんが、日本国民こそ「両国関係の発展の歴史に逆行する、全く賢明でない仕打ちだ」と大多数の人々が感じています(おそらく80~90%の日本国民(一部の「反日日本人」及び反日マスコミの報道を鵜呑みにされている方々等)。
また、文大統領は「我々の企業が一時的に困難を経験することはあるかもしれないが、過去に何度も、全国民の団結した力によって経済危機を克服したように、今回も困難に打ち勝つ」と述べたようです。
ちょっと待ってください。「全国民の団結した力によって経済危機を克服した」とありますが、過去の経済危機の克服に対して日本は何をしたかご存じないのでしょうか。
文大統領はさらに、「結局は日本経済に、より大きな被害が生じることを警告しておく」と述べたそうです。もう一度言います、韓国のGDPに占める輸出入の貿易額は内需主導型の日本の経済構造と違ってかなりの大きさです。したがって、今回の輸出優遇措置の正常化やこれからやってくると思われる真の輸出規制によって被る貿易主導型の韓国の負のインパクトは日本と比べて何十倍いや何百倍もあります。それなのに「日本経済に(韓国と比べて??)より大きな被害が生じる」とは良く言ったものです(まあ、残念ながら歪曲・捏造の文政権ですから)。
わが国のこれまでのさまざまな貢献や配慮(インフラ整備、投資、技術移転、近代化・先進国化、過去への謝罪等々)を踏みにじるような一連の暴挙を繰り返す某国は、遅かれ早かれ日本はじめ国際社会から見捨てられるのではないでしょうか。「せいぜいがんばってこれからも国連や二国間の場で告げ口外交でもしたら」、と言い放つ方が私の周りに出てまいりました。このような発言は、日韓関係がもはや危険水準を超えてしまった証左です。
本当のことが分かっているけれども、それを声に出せない、いまだ少数派(?)の良識ある韓国国民のみなさま方、北朝鮮に呑み込まれる前に、そろそろ声を上げてくださることを期待してやみません。