セルビア2日目
2019.07.26
政治
日本はこれまで、セルビアに対し経済発展と環境保全の促進支援を行ってきました。
24日は、トリバンセルビア環境大臣と会談し、大気汚染や水質汚濁の問題、廃棄物管理などについて意見交換を行いました。
会合後、ベオグラード市の廃棄物の埋立処分場を訪問。メタンガスによる火災や汚水の問題を抱え、廃棄物発電施設の建設を始めとした廃棄物の適正管理に向けたプロジェクトが進行しており、我が国の伊藤忠商事が参画しています。
廃棄物発電は、廃棄物を焼却処理し、その余熱で発電および熱供給も行うもので、廃棄物管理の課題解決に加え、温暖化ガスの削減にも貢献するものです。
その後、草の根・人間の安全保障無償資金協力「ムラデノバッツ区ムラデノバッツ公団ゴミ収集車整備計画」の引渡式に。
我が国からベオグラード市内の公団に小型の廃棄物収集車を供与しました。草の根・人間の安全保障無償資金協力は、地方自治体やNGO、学校、病院が実施するプロジェクトに直接支援を行うものです。それぞれの支援額は規模の小さいものですが、 資金を迅速に動員しプロジェクトを実施することにより、地域の住民の方々が利益を速やかに享受することができます。