熊本県 出張
2019.09.06
政治
9月3日から4日にかけて、環境副大臣として熊本県に出張して参りました。
「SATOYAMAイニシアティブ」と2020年以降の生物多様性の世界目標を議論する国際会議(SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ会合(IPSI)第8回定例会合及びポスト2020目標に向けたランドスケープアプローチに関する専門家テーマ別ワークショップ)への出席と、熊本県内の自然環境里山里海保全・生物多様性の保全に関連する取組状況の視察が目的です。
SATOYAMAイニシアティブとは、地域の環境が持つポテンシャルに応じた自然資源の持続可能な管理・利用を促進しのための共通理念を構築し、世界各地の自然共生社会の実現を目指すに活かしていく取組です。
この取り組みを世界各地で推進するため、国、地方政府、研究機関、NGO、企業等多様な主体の参加のもと、国際的なパートナーシップ(IPSI)を立ち上げ、定例会合のを開催などをしております。
視察した荒尾干潟は、小型の甲殻類、貝類、ゴカイ類などの底生生物や、それらをエサにする水鳥、浅瀬を利用する魚類など多様な生き物がすんでおり、国際的に重要な湿地としてラムサール条約湿地に登録されております。
阿蘇は日本を代表する活火山を有し、裾野に広がる草原地域を特色とする国立公園です。環境省が推進する国立公園満喫プロジェクトの一つにも選ばれています。この大草原の生態系は、野焼きや放牧などの人との関わりによって維持されています。そして、この大草原によって蓄えられた雨水は、川や地下水となり、熊本市及び周辺の約100万人の水道水源や、地域の農業生産の支えにもなっています。