スパコン世界一位 「富岳」
2020.06.24
政治
理化学研究所と富士通が開発した「富岳(ふがく)」が、スーパーコンピューターの計算速度を競う最新の世界ランキングで8年ぶりに第1位となりました。
今回4部門で同時に1位を獲得したのは富岳がはじめてです。開発にあたり、新型コロナウイルスの影響で部品調達や工場稼働に懸念があった中、予定通りに製造、設置され、日本の技術力、モノづくりの強さを世界に示しました。
関係者の皆様には心から敬意を表します。
各国が競って開発するのは、より速いスーパーコンピューターを手にすることで、より速くより広い分野での研究を進めることができるからです。研究開発を通じて産業界全体の技術向上や一流の科学者が集うことにもつながります。これが、日本の国際競争力と国民生活の向上、ひいては地球や人類の発展にもつながります。
かつて世界最速を目指さなくていいというような、耳を疑うような発言が話題になりましたが、日本が世界最速を目指すことで研究力や競争力が強化され、社会への貢献にもつながることは間違いありません。