香港国家安全維持法 成立
2020.07.01
政治
昨日、中国による香港への統制を強化する香港国家安全維持法が成立しました。
これにより、中国政府は行政・立法・司法それぞれで香港への影響力を強めます。例えば、香港での反政府活動を中国政府が直接取り締まることを可能にする法律が、香港議会の審議なしに適用されることになります。
香港の一国二制度はもはや瀕死の状態といっても過言ではないでしょう。
香港は国際金融センターとして外国資本が多く進出しておりましたが、もはや一国二制度のもとで享受していたメリットは無くなったとして資本流出は避けられないと思います。
米国は対抗措置として香港への優遇措置一部停止を発表しておりますが、民主主義や法の支配といった共通の価値観を有する国々で、中国の暴挙を許さない姿勢を示していくべきです。