香港国家安全維持法による逮捕
2020.08.12
政治
香港国家安全維持法の施行後初めて逮捕された、 周庭(アグネス・チョウ)氏ら香港民主化運動の主要メンバーや蘋果日報(アップル・デーリー)創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏が保釈され、逮捕の内容が明らかになってきています。
今回の逮捕は香港の一国二制度の死を象徴し、 中国本土と香港の差がなくなったことを意味するものです。民主主義や人権、自由といった価値観に対する挑戦であり、世界各国ならびに日本国内でも政党を問わず批判が高まっています。
私が代表世話人を務める「保守団結の会」では、7月1日、香港国家安全維持法成立に対し自民党として抗議声明を出すことを岸田文雄政調会長に申し入れ、香港の民主主義や人権が抑圧される懸念を示しました。
今や完全にその懸念の通りになっています。これは中国の内政問題ではなく国際人権問題です。民主主義や人権、自由を死守するため、価値観を共有する国際社会で「中国の横暴は断じて許されない」ことを示していかなければなりません。