◇ コ ラ ム ◇ 仕事はじめの日に想ふ
5日(月)、6日(火)は会社の仕事はじめの日だ。何社か廻ったが景気が低迷しているせいかどことなく社員のみなさんの顔が暗いような気がした。
良く国会議員で「景気が低迷している今こそ、ピンチをチャンスに変えましょう」などという文句を言う人がいる。だが、これは会社の経営者や社員の方々が言うせりふであって、不景気であっても給料が減額されたり定数が削減されない、おまけに世界一の特権にあぐらを書いている日本の国会議員だけには言われたくはないせりふだろう。
日本の政治ひいては社会を良い方向に変えるには(「改革、カイカク」ということばは小泉・竹中構造カイカク路線でうんざりしているので当面使わないことにした。)、まずは国民、市民の代表であり、模範であり、将来の日本国民(子々孫々)、過去の日本国民(ご先祖様)、現在の日本国民すべてに責任を持っている国会議員がきちんと働いているかどうかにかかっている。そのことがまず国民、マスコミの手で検証しなければならない。
今のような世の中でまずリストラの対象となるのは、単なるうすっぺらいパフォーマンスを繰り広げ、なんの国家観もないイエスマン、イエスウーマンの国会議員たちであろう。
たとえば、派遣法の改悪や後期高齢者医療制度はいったい誰が総理のときはじまったのか、カイカク、カイカクと国民をハーメルンの笛吹のように踊らせだました張本人は誰なのか、今こそ国民、マスコミがこぞって総括すべきときである。残念なことにマスコミも知ってか知らずか、まだまだ充分諸悪の根元を明らかにしていない。
あまりひた隠しにすると、国民が気づいたときにみな「このやろうだましたな!!」となって暴動がおきるのではないかと心配である。
世界の潮流が大きく変わろうとしている。物質文明から精神文明へと。そのきっかけは皮肉にも拝金主義の最たるアメリカ発金融危機である。このブログを数年前から読んでおられる方は、こんなに早く私の予言(物質文明、マネーゲームの終焉)が現実化するとは思わなかったであろう。私自身驚いているくらいだから。
しかし、マネーゲームや物質文明に固執する連中が中東戦争を起こしたり、第三次世界大戦を起こして、物質文明の終焉を阻止しようとする可能性は充分あるので、警戒しなければならない。
日本人よ今こそ覚醒せよ。