中国弾道ミサイル 日本のEEZへ落下
2022.08.05
ペロシ米下院議長の台湾訪問に対し、中国軍は昨日から軍事演習を開始しました。
台湾をぐるりと取り囲む海空域に演習区域を設定し、軍事的な威嚇を目的としています。
軍事力をもって、地域の平和と安定を破壊する行為は、ロシアがウクライナで行っていることと同じことです。日本政府は中国政府に対し、軍事訓練の即刻中止を求めています。
また、中国軍が発射した弾道ミサイルの5発が、日本の排他的経済水域に落下しました。漁船や漁業者が被害を受ける可能性もあり、国民の安全が脅かされる重大な問題です。
報道によれば与那国町などでは、監視船の活動中止や、漁の自粛を余儀なくされています。
ロシアによるウクライナ侵攻と軌を一にする行為が、日本の周辺で起こる可能性が高まっているという現実から目を背けてはなりません。
中国は、航空自衛隊の早期警戒管制機(AWACS)に似た構造物を設置して破壊するなど、日本を仮想の標的とするミサイル攻撃の訓練も行っています。
台湾海峡周辺の緊張を平和的に解決するよう呼びかけるG7の共同声明を受け、中国外務省は、予定されていた日中外相会談の取りやめを発表しました。
国民の生命と財産、国土を守るために、敵基地攻撃能力も含めた防衛力強化は不可欠です。