京都からいつもボランティアで手伝いに来てくれる大学二年生のＯ君が今日の夕方浜松に着いた。せっかく来てくれたので遅い時間帯であったが、一緒に食事をした。Ｏ君は今回もしばらく浜松に滞在してくれるとのこと。
　帰り際の私とＯ君とのやりとり。
　城内：「いつもわざわざ浜松まで来てくれてありがとう。せっかくだから、浜松滞在中に君の将来に役立つ勉強ができると良いね。」
　Ｏ君：「どういう勉強ですか。パソコンのスキルですか。」
　城内：「いや、そんなことではないよ。そうだなあ、あえて言えば『人の心を掴む』ことかな。私自身が目下修行中だがね。」
　Ｏ君：「人の心を掴む技術ですか。」
　城内：「いや、技術とか小手先のものではなく、もっと奥の深いことだね。難しいようで簡単なことだよ。自分の心すなわちたましいを磨いたり清めたりするうちに、だんだんと他人の心が動いてくることだよ。」
　Ｏ君：「どうすればいいのですか。」
　城内：「城内実を応援して下さっている地元の方々と交流していくうちに分かってくるよ。『人の心を掴む』ことは家庭人としても社会人としても大事なことだからね。」
　Ｏ君：「誠実に前向きにがんばります。」
　城内：「まさにそういうことだね。」
　「人の心を掴む」あるいは「天意にしたがう」。これは、私の永遠のテーマである。
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