衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
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◇ コ ラ ム ◇ 花粉症とほどほど加減

2009.02.20 コラム

 この時期になると鼻がむずむずする。くしゃみがでる。困った。また花粉の季節が来たのだ。それほど重症ではないのだが、わずらわしい。
 思えば、平成7年(1995年)の三月に五年ぶりにドイツから帰国したら花粉症にかかった。空港に降りてしばらくしたらなんか鼻がむずむずするのだ。ほっておいてしばらくたったら風邪の症状のようになった。あとで花粉症ということが分かった。不思議と外国へ出張に行くとぴたっとなおった。
 最近無花粉の杉が開発されたそうだが、国策で杉を植林しすぎたつけがここにきてまわっている。なにごともほどほどにしないといけないというのに、目先の利益を追求するあまり広葉樹林を中心とする自然林を破壊してまで杉をそこらじゅうに植えたのだろう。
 食糧自給率にしても日本はカロリーベースで39%と先進国では最低。海外依存度が極めて高い。これだけ低いと日本は先進国、独立国とはいえない。日本の工業製品をアメリカなどに輸出するために農業、林業を犠牲にしたといわれても仕方がない。そろそろ工業一辺倒ではなくて、農業、水産業のことも真剣に考えないといけない。
 私が学生時代の80年代後半はバブルの全盛期であった。土地の値段がどんどんあがっていった。このときも異常であった。こんな時代がいつも続くはずがないと思っていたら案の定バブルがはじけた。
 さらに小泉・竹中構造カイカク路線の下で「貯蓄から投資へ」とアメリカ流のマネーゲームがさかんに慫慂されたが、結局サブプライムローンのごとく破綻すべくして破綻した投資がおびただしい数にのぼった。
 マネーゲームもほどほどにしないとあとでおおやけどをする。アメリカの格付け会社が高い格付けをしたからといって信用してはならない。アメリカのあらゆる金融商品には十分注意する必要がある。日本がばば抜きのばばをつかまされるようなことが繰り返されてはならない。
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