国立印刷局の視察
2023.10.18
2024年7月前半に、一万円、五千円、千円の3券種が変わります。
新しいお札は、我が国が150年以上にわたり培った偽造防止技術の結晶であり、世界で一番といっても過言ではありません。日本の貨幣に対する信頼を確立しています。
先日、日本のお札を製造している国立印刷局東京工場を視察してまいりました。
明治4年に創設された国立印刷局は、お札のほかに官報やパスポート等、あまねく提供する公共財・情報の製造実務を担っています。
決して真似できない精巧・緻密な品質、そして正確な数量・迅速な製造で均一品の大量かつ確実な提供を実現しています。
また、こうした製造実務だけでなく、芸術作品提供(G7サミットにおける贈答品製作や地域特産品)や、大学での教育、中小企業への技術提供などを行っています。
まさに日本の伝統、芸術、技術、精密さ、職員の職業倫理と実践が一体となったのが国立印刷局であり、合理化や効率化の名の下で、人員削減や民間委託、予算削減を決して行ってはならない国家事業の最たるものです。
こうした事業を守り、また我が国が誇る技術を地域活性化や中小企業振興につなげていくために、力を尽くしてまいります。
国立印刷局では、見学を実施しておりますので、ぜひこの機にお申込みしてはいかがでしょうか。