岸田文雄総理と上川陽子外務大臣に対し、「国家安全保障戦略を具現化するための外交力の抜本的な強化を求める決議」と「イスラエル・パレスチナ情勢を踏まえての緊急提言」の申し入れを行いました。

私は政務調査会副会長として、外交分野を担当しています。

「外交力の抜本的な強化を求める決議」では、国際社会が歴史の転換点にあり情報戦をはじめ厳しさを増す安全保障環境に対応するために、外交官の活動に必要な予算を抜本的に拡充することや、外交・領事体制の強化を加速させること、「日本の顔」であり、邦人保護の最後の「砦」である在外公館の強靭化を推進することを申し入れました。

「イスラエル・パレスチナ情勢を踏まえての緊急提言」では、G 7 外相会合 の声明 や 11 月 16 日に採択された安保理決議第2712号で掲げられた「人道的休止 humanitarian pauses」について、 早急かつ確実に実施していくため、最大限の外交努力を積極的に行うこと、｢平和と繁栄の回廊｣構想に基づきパレスチナの経済的自立に向けた支援をしっかり継続することなどを申し入れました。