衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
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◇ コ ラ ム ◇ 草笛由美子・草木染絵作品展

2009.03.08 コラム

 今日たまたま午後一時間ほどぽっかりと時間があいたので、支援者の方が運営しておられるギャラリーへ急遽直行した。日本画家の草笛由美子さんの作品展を見にいくためだ。企画はこれまた別の地区の私の有力支援者のMKさん(城内実のイニシャルじゃない)。日程の合間をぬってかけつけたので、たった30分程度しかおじゃまできなかったが、草笛由美子さんの作品に感銘を受けた。
 部屋に入った瞬間なにかいやしの光のようなものを全身に浴びた。きわめて日本的なのである。草笛さんにたずねてみたら、納得できた。できるだけ天然の画材、すなわち草木染で描いているとのこと。
 なにか古代の日本人が描いている絵のようだ。西洋的なものを感じさせないどころか、大陸アジア的なものもほとんど感じない。本当に自然でやさしい「日本風」いや日本の「和」が表現されている。和という漢字は「わ」とも「なごやか」とも読むが、まさに和やかそのものだ。
 部屋いっぱいに広がる椿や神々の絵。それらが和紙に書かれていることが分かった。なるほどだから「和」なのだと納得した。
 白い椿と赤い椿の絵が無数にあった。草笛さんいわく、赤い椿は魔よけの効果があり魔をはねつけ、白い椿は魔を吸収して浄化する作用があるとのこと。「つまり、白い椿はみそぎ(禊ぎ)、はらふ(祓)役割を果たすのですね。」と私が申し上げると「そのとおりだ」とおっしゃる。お互いに神道的な感覚について敏感なことが分かるとあとは自然と会話がはずむ。
 「あれ、この椿の絵だけにちょっと違和感を感じるのですけど。」と私が言うと、「なぜか分かりますか。」と草笛さんが笑ってたずねる。「いや、分かりません。」と私が答える。しばらく考えてやっと分かった。「福」という漢字が絵の中に書かれているからである。日本古来のものではない、大陸的な異質な不純物なようなものを私の感性というか霊性がとらえて反応したのだった。それだけ、草笛さんの絵が私の中にあるやまとだましいをゆさぶったのである。
 やまとだましいと言うと、ますらおとかあらぶる神々や特攻隊のような勇ましいものを想像する方もいるかもしれないが、ここでいうやまとだましいとは万葉集で描かれているような日本の和すなわちなごみのいやしの世界のことだ。
 私も政治を志すものとして悪魔祓いをする「赤い椿」ではなくて、悪や邪気を吸収して無毒化する触媒のような「白い椿」のような存在、相手をつつみこむ存在になるようもっともっと修行を積まなければと強く感じたのであった。
(注:本来は草笛先生という敬称を使うべきだが、ことだま上「さん」がぴったりくるのであえて草笛さんとした。)
草笛先生?
草笛先生?
草笛先生? 
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