宮崎県知事選挙
昨日も今日もテレビでは、宮崎県知事選挙で当選したそのまんま東氏の話題でもちきりだそうである(小生はほとんでテレビを見ないので良く分からないが)。
中川秀直幹事長は、敗因を「保守分裂選挙だっから、負けた」とのたまわったそうであるが、そう言えば多くの国民は納得するかもしれないが、ことの真相はそう単純ではない。もし自民党内で保守分裂させたというのなら、その責任者の統率力が問われるわけである。その責任はきちっと本人が負うべきではないのか。
そもそも今回の敗因は、一昨年に日本国民の負担が増えるかどうかろくにマスコミが中身を検証しなかった、例の郵政民営化○か×かの劇場型選挙が行われたことにあることは明らかである。私の同志である宮崎選出の若き古川禎久及び江藤拓代議士は、城内実同様郵政族でないにもかかわらず、族議員のレッテルを貼られ、無所属の出馬を余儀なくされた(宮崎は1区から3区しかない)。私も選挙の時に、某幹事長、T大臣(いずれも当時)に選挙区でマスコミが集まっている前でさんざん誹謗中傷された。その当時の記録は今手元にある。それでも臥薪嘗胆でぐっとがまんした。748票差、得票率にして1%以下である。
古川、江藤、城内の我々三人組は、単にあまりにもアメリカの外資に都合の良い、三事業をばらばらにしての(要は構造的に赤字の郵便事業を切り離した)郵政民営化であるからこそ、悩みながら自己保身よりも郵政改悪法案に反対したまでである。宮崎は一昔前は自民党支持率が75%近い自民党王国であったそうである。今や45%すれすれ。小泉・竹中構造改革路線で地方が疲弊しきっている。票もカネももらえる都市部を中心とした都市型政治や、ホリエモン万歳、村上ファンド万歳、カネのあるところにむらがる利権型政治ばかりやっているから、地方が反乱を起こしたのである。
今や全国で既存政党に対してノーがつきつけられている。誰とはここでは言わないが、有権者をなめきった権力亡者には早晩天誅が下るであろう。政界再編もあるかもしれない。自己保身の連中はおいておいて、老若男女が真相を知った時は日本が大きく激動の波にもまれるであろう。
若者よ後に続くを信ず。魂は永遠である。
1月24日(水)