昨日、２月３日は節分の日であった。近くの旧官幣中社の井伊谷宮で節分の豆まきに参加した。昨年は４１歳の年男で厄払いにと節分祭に参加したが、今年もありがたいことに連続で参加させていただいた。
　すでに神社の本殿の脇には大勢のひとだかり。たいこの合図とともに、裃を身につけた年男や年女の方々が厄払いにと、福豆とともに紅白のもちやお菓子を投げた。
　私の妻と小学一年生と幼稚園生の長男、次男も福豆などをひろいに来ていた。ただ、遅く来たためにだいぶ後ろの方にいた。豆がなかなかとどかない位置にいる。
　妻と子供たちに向けて、豆やもちを思いっきり投げようと思ったが、私情を捨てて自分の正面の人達にだけ投げた。それでも、自分の子供達には愛情をこめて現実には見えない福豆ともちを心で投げたのであった。その福豆ともちは弧を描いて子供達のたましいに届いたであろうか。
　長男はもちを一個しか拾えなかった。それを見て気の毒に思った支援者の方が子供達にもちなどを分けてくれた。本当にありがたい。
　私が子供達に投げた目に見えない福豆は誰にも見えない。唯一はっきりと見てとらえたのは、井伊谷宮のご祭神だけか。
　今日から立春。風が強い一日であったが、快晴の心地よい一日であった。平成１９年の節分を契機に、日本と世界が大きく変わっていくような気がしてならない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２月４日（日）