お酒をやめてから半年近くたつが、心身ともに快調である。酒は百薬の長ということばがあるし、神社に正式参拝した際にいただく御神酒（おみき）などは大変ありがたいものであるが、私の習慣から飲酒というものがなくなってかえって、「深く眠れるようになった」、「頭の中がすっきりする」といった肯定的な結果が出ている。
　もしかするとあまりお酒があわない体質なのかもしれない。ただ、一般的には適度な飲酒はストレス解消に良いらしい。でも私の場合、お酒を飲まなくてもストレスがたまるどころか、お酒を飲まないことにより、脳の働きが活性化し、どんどん良いアイデアが浮かんでくる。酔っぱらったときに浮かんだアイデアというものは翌日朝起きてみると極めて稚拙で非現実的なものだったりするが、最近しらふで出てくるアイデアは何日たっても有効だったりする。
　まあ、要はバランスだろう。深酒をせず、適度な飲酒はよしとする。（でも私は神に誓ったのでかたくなに断酒を続ける。）アメリカに禁酒法というものがあったが、これはむちゃくちゃな法律だったと思う。
　なにごともほどほどが大事である。
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