衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

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◎ 政 治 ◎ 新民主党代表

2009.05.17 ピックアップ

 民主党代表戦は鳩山由紀夫氏に決まった。
 一部新聞の論調でも岡田氏でないと民主党は変わらないだとか、鳩山氏では小沢一郎色(=西松建設色)が強すぎるとかの反鳩山親岡田キャンペーンが張られた。
 国民や一部マスメディアの間でも岡田氏が代表にならなくて自民党関係者がほっと胸をなでおろしたかのような受け止め方があるが、本当にそうなのだろうか。私が事前に得ていた自民党首脳部筋の情報では、総選挙をひかえていることもあり、なんとか岡田氏に民主党党首になってほしいという自民党幹部複数名の本音が漏れ伝わってきていた。また、民主党執行部筋からも、民主党が何が何でも政権交代を実現するために、岡田氏ではなくて鳩山氏を代表にするしかないという並々ならぬ執念のようなものがうかがえた。「岡田ではまた選挙に負ける。前原にいたっては論外、党内の和を乱す者は当分冷や飯だ。とにかく政権交代のためには何が何でも鳩山ー小沢ラインしかない。」
 これが一部を除く民主党執行部の隠れた本音だった。なぜか。
 ?そもそもばらばらな民主党を総選挙でたばねるには小沢一郎氏の協力なリーダーシップが必要。当選回数が突出していて自民党の幹事長までつとめた小沢一郎氏しかその役割を果たせない。(参議院選挙の大勝は小沢一郎氏のおかげ)
 ?西松建設事件のようなスキャンダルで足下をすくわれる可能性が少ないのはどちらか。それは鳩山氏。
 ?岡田氏も小沢一郎氏との関係は悪くない。しかし、岡田氏をかついでいるメンバーの中に反小沢勢力がいる。それだと民主党が一枚岩になれない。
 私が自民党のブレーンだったら、?なるべく民主党内がまとまらず分裂させる要因をかかえており、かつ?スキャンダルが出てきそうな人が代表になるよう、世論誘導する。すなわち、総理周辺、党執行部周辺あたりから「岡田さんが民主党代表になって、小沢一郎色が薄まれば自民党にとって大変手ごわい。」などということを番記者にわざと言わせる。そうすると、記者は「岡田氏が代表になれば民主党も変わる。そして自民党は苦戦する。」と思いこむ。しかし、良く考えてみれば民主党が変わるとか変わらないとかいうことよりも大事なのは民主党が選挙に勝つか負けるかということだ。
 さすがに、民主党執行部もこのことに気が付いたのか、このまま世論の空気が変わり、党員選挙などやったら自民党のお望みどおりに岡田氏が代表になりかねないので、どんなに民主党の一部サポーターから批判を浴びようともあえて短期決戦でしかも土曜日に代表戦を強行したのである。
 良い悪いは別として、選挙に勝つ負けるかだけでいえば、麻生太郎総理がなぜ昨年冒頭解散をうたなかったのか、また、西松建設事件で小沢一郎代表の秘書が逮捕されたときになぜ解散しなかったのか。まことに不思議だった。特に後者の場合、民主党や一部マスコミから「汚いやり方だ」とか、「ずるい」とか言われそうだが、解散権は総理の専権事項なのだからやってもおかしくない。
 政治はきれいごとではすまされない。さまざまな権謀術策が舞台裏で行われている。その証拠に数年前の福田政権のときに大連立実現の一歩手前だったではないか。
 これでまた、自民党の支持率が下がり、民主党の支持率がじわじわあがってくる可能性が高い。6月解散7月選挙を実施する勇気はないだろうから、解散総選挙は限りなく任期満了に近くなるだろう。 
 最後にこれまで静かだった郵政利権問題で今週大きな動きがありそうである。このことだけ一言申し上げておく。
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