衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

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◎ 政 治 ◎ 麻生総理西川社長続投を容認 

2009.06.03 ピックアップ

 今日の報道によると、西川日本郵政社長の続投に反対する鳩山邦夫総務大臣が有力財界人の起用を打診したものの、麻生総理がこれを拒否し、西川社長の続投を容認したとのこと。
 これに対して、鳩山総務大臣は、「政治家の言葉は重い。私は信念を曲げることはしない」と述べ、西川社長の続投が決まった場合は閣僚辞任もありうるとの考えを表明した。鳩山邦夫大臣は、これまで「かんぽの宿を売却したのは出来レースで不正義だ」として一貫して西川氏を批判している。
 ここで小学生でも分かる基本的なことを述べてみたい。
 ?政権与党の、しかもあらゆる秘密の文書や書類を見る立場にあって、もっとも簡保の宿疑惑問題について詳しい情報を有している所管大臣が「かんぽの宿を売却したのは出来レースで不正義だ」と一貫して主張している事実は極めて重要。野党の党首や一民間人の政治評論家の発言とは比べものにならないほど重い現職担当閣僚の発言である。
 ?にもかかわらず麻生総理が西川社長の続投を容認するのは、(イ)衆院選前に「あれだけ郵政民営化って騒いだのはなんだったのか。単に新たな郵政利権を産むためのカイカクに過ぎなかったのではないか。」という疑問が国民の間に広がり、カイカク(=リフォーム)詐欺が国民にばれるとまずいからである。また、(ロ)自民党内の小泉・竹中構造改革派による麻生おろしの動きを封じ込める意図もある。現にあれだけ麻生おろしに奔走していた自民党内の構造改革路線派が現在なりをひそめていること自体おかしいと思わないか。麻生おろしで構造改革路線派が動かない代わりに、西川社長辞任で郵政利権問題が表にでないように麻生総理と裏取引している可能性がある。
 それにしてもふつうだったら閣内不一致で大騒ぎである。例えば厚生労働大臣が何らかの確証をもって社会保険庁長官を更迭すべしと発言したのに対して時の総理大臣が続投を容認した場合、マスメディアは大騒ぎし世論誘導により批判の矛先を総理に向け、一面トップで「解散総選挙か?」となるだろう。また、国土交通大臣が道路公団の総裁を更迭しようとして総理が続投を容認した場合も同じだろう。
 なぜ日本郵政の社長の続投の場合は違うのだろうか。ここに特定の大企業によってマスメディアがコントロールされているという戦後日本の病理がある。
 麻生総理は西川社長を続投させたいならばおのれの政治生命をかけて続投させれば良い。この点もう少し小泉総理を見習っていただきたいと思う。財務大臣と官房長官と良く話し合って欲しいなどというようなきれいごとを言っている場合ではない。鳩山大臣も辞任などをせずに、麻生総理に罷免される最後の最後までがんばって欲しい。罷免されたら鳩山邦夫大臣は自民党を離党する可能性がある。それくらいの覚悟をお持ちだろう。
 中途半端なことをすればするほど裏でうごめている構造改革論者が漁夫の利を得ることになる。ここは鳩山大臣に思い切って勝負をかけて欲しい。大いに期待している。
(麻生総理は好きだが西川社長は続投すべきでないと思う大多数の良識派の方も、麻生総理よりも小泉総理が好きだから西川社長は続投すべきだと結論づける思考停止型の少数派のみなさんも「 政治ブログランキング」へのクリックよろしくお願いします!!)