◎ 政 治 ◎ 西川日本郵政社長の進退問題
かんぽの宿の売却問題で鳩山邦夫総務大臣から辞任を迫られている西川日本郵政社長だが、6月29日の株主総会(といっても株主は日本政府だが)までにその去就が注目されている。
私は西川社長は6月29日の株主総会の前に辞任することになると見ている。以前このブログで紹介したが、鳩山邦夫大臣は何か確証をつかんでいる。不当売却に関する裏資料か、帳簿などの改ざんの書類などだろう。いわば切り札を持っているからあれだけ強く出れるのだ。
なんといっても鳩山邦夫総務大臣は直前まで法務大臣だったではないか。彼は「法と正義」に照らして「簡保の宿問題」を政治生命をかけて取り組んでいるのだ。野党三党の告発状も東京地検特捜部が受理している。水面下で検察も動いているはずだ。すでに証拠書類の精査に入っていると見てよいだろう。また、例の西松建設の問題にしても、民主党の小沢一郎代表の秘書だけ逮捕して自民党の大物政治家関連の事案については不問に付すようなことにはならないと私は見ている。
麻生太郎総理は重大な決断に迫られている。もはや一気に政界のウミを出して政治を徹底的に浄化するしかない。一部マスコミは別の案件ではしきりに政治主導とか言いながら(例えば社会保険庁長官、道路公団総裁人事など)、なぜか政治主導で決めた西川日本郵政社長の人事について政治主導で更迭しようとすることにへりくつをこねまくって反対する。日本解体派の●●勢力の政治主導は良くて、国益擁護派の政治主導はだめとは、全く理解に苦しむ。
こういうひとたちはライブドアのホリエモンこと堀江貴文社長をさんざんもちあげておきながら逮捕されたら全くしらんふりをするような節操のない連中なので、過去の言動を記録しその変節ぶりをこれでもかというくらい末代までにわたって徹底的に追求していくべきである。
いずれにせよ、麻生太郎総理の英断に期待しようではないか。可能性はかなり低いと思うが、かんぽの宿問題や西松建設問題などもあり、6月中に解散して7月12日投票ということもあるかもしれない。また、内閣改造や総裁選前倒しの議論など、来週頃いろいろな水面下の動きが表に出てくるだろう。
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