◎ 政 治 ◎ 西川社長の後継を麻生総理が今春提示
2009.06.16
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6月15日の時事通信の記事を見て驚いた。
タイトルは、「西川氏後継、首相が提示=鳩山前総務相明かす?郵政人事」
同記事を引用すると、
「鳩山邦夫前総務相は15日、総務省で離任記者会見を行い、麻生太郎首相から今春の段階で、日本郵政の西川善文社長の後継候補を記したリストを受け取っていたことを明らかにした。鳩山氏を更迭した首相も当初、西川氏交代に傾いていたことは関係者の話で分かっているが、鳩山氏の証言により、首相判断の「ぶれ」が一層鮮明となった。」(引用終わり)
鳩山氏は、「社長交代は既定路線と安心し切っていたのがばかだった」と語り、「首相はすごくナイーブ。いろんな人がいろんなことを言って、それを聞き入れた結果が西川続投だったのではないか」と述べ首相を重ねて批判したとのこと。
麻生太郎総理が西川社長を辞任させることを前提に、後任人事まで提示していたことが事実だとするとこれは大きな問題となる。この点について総理は説明責任があるのではないか。
鳩山前大臣はさらに、「かんぽの宿」譲渡問題について「(これは)氷山の一角。国民の共有財産を守るために(今後も)命懸けで戦う」と述べたという。「氷山の一角」という表現が気になる。他にもあるのか。
国民の共有の財産であるだけに闇から闇へと葬り去ることがあってはならない。マスコミはふだんから「国民の知る権利」とか「報道の自由」という大義名分をふりかざして活動しているのであるから、この点をきちんと追求して欲しい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090615-00000161-jij-pol