◎ 政 治 ◎ 新彊ウィグル自治区の暴動
2009.07.08
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G8ラクイラ・サミットに出席するためにイタリアを訪問中の胡錦濤国家主席が急遽本国に帰国した。実は先週末このとことん信念ブログで行った読者からのアンケートの結果、外交問題について動画で語ることになり、新彊ウィグルを含む中国の少数民族問題について言及した。奇しくもちょうどその直後に暴動が起こった。
実は中国国内で長年いたるところで少数民族に対する民族浄化、人権抑圧が行われており、それに耐えかねた少数民族のひとたちが暴動を起こすことはよくあることだった。ところが、中国共産党政府当局は外国に対して国内に深刻な少数民族問題を抱えていることを知られたくないため、暴動の事実を正式に発表することは極力控えていた。
今回は、規模があまりにも大きいために発表せざるをえなかったようだ。それにしても、胡錦濤国家主席はイタリアから中国に帰るのではなく、イタリアにとどまって自国の少数民族問題の現状についてG8諸国にきちんと釈明すべきだったのではないか。G8も早速中国を非難する内容の緊急決議を採択すべきであろう。
抗日記念館なぞ作って半世紀以上も前の過去の歴史をねつ造する暇があったら、現在国内で行われているおぞましい血塗られた少数民族浄化問題について真剣に取り組んだらどうだろうか。日本も中国のとなりにいる「友人」として忠告をしてあげたらどうだろうか。
(中国は人権抑圧をやめるべきだと考える方も、そもそも中国の少数民族の自治区は分離独立すべきだと考えている方も全員「 政治ブログランキング」へのクリックよろしくお願いします!!)