衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

活動報告及びお知らせ
国家国民のための信念を貫く男 信念

活動報告及びお知らせ

ACTIVITY

◇ コ ラ ム ◇ ベルリンの壁崩壊20周年

2009.11.10 ピックアップ

 昨日11月9日はベルリンの壁崩壊から20周年の記念すべき日であった。平成元年、西暦にして1989年は私にとっても思い出深い年である。と同時に、20世紀の歴史が大きく動いた最も重大な年のひとつであった。
 年が明けて昭和64年になってまもなく、先帝陛下の崩御という国民いちどうにとって大変悲しむべき出来事があった。当時外務省の入省内定者であった私は外務省内に設けられた大喪の礼準備室にて各国元首級の弔問の調整にささやかながらお手伝いさせていただいた。(奇しくもその時私の父は警察庁警備局長として大喪の礼の警備にあたり、その後の今上陛下の即位の礼も担当させていただいたのであった。)
 同年4月に私は外務省に入省する。ほどなくしてドイツ語研修組として翌年の夏における西ドイツアウグスブルク大学への留学が決まった。その年のまさに11月9日に東ドイツのギュンター・シャボフスキー報道官によるプレスの前でのたったひとことの移動の自由が許可された旨の発言により、東ドイツ当局の思惑に反していっきに壁が崩れたのであった。
 東ドイツ共産党機関誌のNeues Deutschlandの論調が11月上旬から12月末にかけて大きく変わったことが今でも記憶に残っている。
 子供の頃私は西ドイツの小学校に通っていたが、よもや西ドイツと東ドイツが私がまだ20代の内に統一するとは夢想だにしなかった。よくて私が年金生活をおくるか最後の外務省のポストの時に実現するかどうかと思っていた。
 歴史というものはに少しずつ、漸進的に動くのが常であるが、過去の歴史を振り返ると断層的に一気に大きく動くことがよくある。そう考えると今の民主党政権が数年後には大きくさまがわりしているかもしれない。
 これからの時代は何が起きてもおかしくないだろう。だからこそ今のうちにくだらない右や左のイデオロギーをこえて本来あるべき日本国及び国民の使命についてじっくりと考えるべきではないだろうか。