◎ 政 治 ◎ 鳩山総理の施政方針演説
本29日、衆議院本会議場にて鳩山由紀夫総理の施政方針演説が行われた(続いて岡田外務大臣による外交演説、菅大臣の財政演説及び経済政策演説があった)。
いきなり冒頭「いのちを守る」うんぬんの発言が始まった。もちろん命を守ることは大事である。しかし、なんとなくご自身の脱税疑惑について、必死で政治生命(いのち)を守りたいというようにも聞こえてしまったのは私だけであろうか。
全体的に、日本の国益をしっかりと守るという気概があまり感じられなかった。具体性に乏しく抽象的で無国籍の「友愛」精神で一貫していたような印象を受けた。(これはあくまで個人的な印象である。反論もあろう。)
それにキャッチアップ、フラットといった外来語を連発。日本人ならできるだけ日本語を使えといいたい。外来語は国名のアメリカとかグローバルという単語くらいにして欲しいものだ。(注)
鳩山総理は、マハトマ・ガンジーの「七つの社会的大罪」を引用したが、その一つの「労働なき富」をとりあげたところ、議場内でやじが飛んだ。みなさん実の母親からの毎月1500万円の子供献金を連想したからだ。それに、日本の総理なのだから外国の偉人の言葉の引用ではなく、日本の歴史上の人物の名言を使っていただきたいと思った。もちろん鳩山総理の勝手ではあるが。
ところで、安全保障とはまさに日本国民の「いのちを守る」ことなのだから、普天間基地移転問題や対中外交のような安全保障上の問題はしっかりと取り組んでいただきたいものだ。
(注)ちょっと気になった外来語の連発
・若者、女性、高齢者、チャレンジドの方々など
・グリーン・イノベーション
・高度な技術やサービスをパッケージにした新たなシステム
・自立的でフラットな地域主権型
・地域における成長のフロンティア拡大
・スマートグリッド
・欧米先進国へのキャッチアップ
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