衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

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◇ コ ラ ム ◇ 東京のオーディオ(写真付)

2010.02.15 コラム

 私はテレビをほとんど見ない。なぜならテレビがたれ流す低俗極まりない平和ぼけの番組に5分も耐えられないからだ。あと、テレビを見る時間があったらわずかな時間でも気分転換に趣味のSPレコードを50年前のビンテージものの真空管アンプで二、三枚聴いた方が幸せだからである。
 それでも、ついに東京の賃貸マンションにあまりにも格安であったのでネットオークションで大型画面のテレビを落札してしまった。一人暮らしの部屋があまりにも殺風景だからだ。このテレビは重量約50キロ近くあり、運び入れるだけでも大変だった。
 このテレビを何に使っているかというと、総天然色の映画を見るためではなくて、戦前の白黒映画を見るためだ。
 最近では、戦前のドイツの歌姫のツァラ・レアンダーやオランダ出身のオペラ歌手のヨハンネス・ヘースタースの映画を良く見ている。5年前に発売された最先端のテレビを白黒で使うとは、何と贅沢なことか。このLEDのテレビを必死に開発した研究者もさぞかし嘆いているであろう。
 総天然色の新しい映画や今風の歌も大いに発表し、つくっていくべきである。しかし同時に、時の流れとともに埋もれつつある名作を次世代に残すことも大切である。
 議員会館の事務所には支援者の方から譲っていただいた国産のラックスマンSQ62を設置した。私が生まれた昭和40年よりも前に発売された真空管のプリメインアンプである。
 温故知新とは良く言ったものだ。
テレビ
写真は、ツァラ・レアンダー主演映画Der Blaufuchs(=デア・ブラウフックス、銀ぎつね(の毛皮のコート))で準主役のヴィリー・ビルゲル(右)とパウル・ヘルビガー(左)。1938年作。その他に女優のヤーネ・ティルデンが出演しているところがいい。
主題歌の「Kann es die Liebe Suende sein(「恋することは罪なことなのかしら」は当時ドイツで大ヒットした曲。つまり、映画の中で夫(パウル・ヘルビガー)がありながら飛行機乗りの他の男(=ヴィリー・ビルゲル)が好きになるような不倫一歩手前の状態で、結局夫はヤーネ・ティルデンと結ばれ、不倫が実るというハッピーエンドで終わるものがたり。
ちなみに、パウル・ヘルビガーと言えば、終戦直後のウィーンを舞台にした不朽の名作「第三の男」でオーソン・ウェルズ演ずるところのハリー・ライムのアパートの管理人で彼の手下に殺されてしまう役を見事に演じている。
ラックスマンその一
7000円かけて掃除をしたらきれいな音がでるようになった。
ラックスマンその二
後ろはこんなになっている。 
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