◎ 政 治 ◎ 尖閣ビデオ流出その三
2010.11.08
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今日の夕刊を見たら、「尖閣映像流出ー海保が刑事告発、 守秘義務違反容疑ー検察捜査を開始」という見出しがおどっていた。
ビデオ流出の張本人が那覇地検なのか海保なのかは分からない。が、このビデオを流した者は、己の身の危険(国家公務員法違反)をかえりみずに日本国民いや、世界の良識ある市民のみなさんに、菅ー仙谷ラインが隠蔽しようとした中国漁船の乱暴狼藉を働いた真相を知らせようとしたという点では、近年まれに見る勇気と覚悟をもった国民栄誉賞ものの英雄ではあるまいか。
ところで、最近気になるのは、海保の例の違法行為を働いた中国漁船とのやりとりの中で海保関係者がけがをしたとか、死亡したとかの情報がインターネットを駆けめぐっていることである。気をつけないといけないのは、例の民主党の永田メール事件のように、ある勢力から偽情報をつかまされて、世間が騒ぐことによって、本質からずれた議論がなされてしまうということである。
こういう意図的に流されているまことしやながせねた情報については(私もさんざん被害にあっているが)、きちんと検証した上で対処しないと相手の思うつぼである。
いずれにせよ、良識ある日本国民が今回の屈辱的な一連の出来事を通じて立ち上がり、日本がようやく普通の国になることを期待するばかりである。