◎ 政 治 ◎ ビデオ流出の海上保安官
2010.11.16
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海上保安庁の職員がビデオ流出させ、取り調べを受けている。
確かに、あれだけ厳しい箝口令と政治主導による「締め付け」が官邸筋からしかれていたにもかかわらず、文字通り職を賭して国家公務員法違反を行ったのはなぜなのか。私は、やむにやまれぬ大和魂の義憤で行ったと信じたい。
もう一度繰り返す。より本質的な問題は、
一、中国漁船の海上保安庁の船に対する行為が処罰の対象になるのかどうか、
二、本当に官邸の政治判断が一切なされず、今回の船長釈放が検察が判断したのか。すなわち、日本が「検察主導国家」であるのかどうか、
につきる。
中国漁船の船長を釈放して、わが国の海上保安官を逮捕するなどということがおきるのだろうか。
まさか、「検察(=官邸)主導」で、「官邸が国民の批判を浴びるから、中国漁船の船長と同じように、海上保安官も逮捕せずに、無罪放免にしよう」などという「政治判断」がなされないと信じたい。