★活動報告★ 地元の講演会
2007.07.04
活動報告
今日のお昼は地元の引佐町金指地区で約80名の方々を対象に外務省時代のよもやま話をさせていただいた。天皇陛下や小渕、橋本総理のドイツ語通訳の体験談、田中真紀子外務大臣時代の話をエピソードを交えてした。みなさん大変熱心に講演を聴いて下さり、恐縮した。
ご年輩の方が多く、時間も少しあまったので、私のコレクションのSPレコードを手巻き蓄音器を使って披露した。浜松市出身の鶴田浩二のレコードとビクターの山口淑子(李香蘭)の「夜来春(イエイライシャン)」をかけた(いずれも戦後のビクター盤)。
出席されたみなさんは60年近くも前のレコードであるのにもかかわらず音が意外に良いので驚いていた。CDはCDの特徴ある音があるが、SP盤はSP盤特有の中音域ののびのある耳に心地良い音が出る。ちょうど今、三波春夫の「船方さんよ」(裏のA面は「チャンチキおけさ」)のオリジナルのSP盤をかけながらこのブログを書いているが、この曲は戦中の昭和19年にニッチクから発売された「月夜船」をアレンジした曲である。戦争末期に「月夜船」(裏面は「カボチャの歌」)のような情緒あふれる曲が枚数はわずかと言え、発行されたと思うと不思議な気がする。
せっかく30年近くこつこつかけて集めたレコードなので、ボランティアでSPレコードコンサートをこれから開いていきたいと思う。