衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

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◇ コ ラ ム ◇ タクシー

2007.07.27 コラム

 今日は外務省の先輩のMさんが浜松に来られたので夜ご一緒した。Mさんは安倍総理夫人のブレインで有名な方である。3時間ばかり参議院選挙の見通しについて情報交換した。一言でいうと、自民党は善戦するかぼろ負けするかのどちらかであり、無党派層がどれだけ投票日に選挙にいくかにかかっている。投票率はおそらく60%近くと予想。
 Mさんと浜松駅付近で分かれて遅い時間だったので時々利用しているEタクシーに乗ろうとした。道路にとまっている空車のドアをたたいた。そうしたら、すーっと前の方に走っていた、おいかけてとめようとしたら、走り去っていった。
 本当に頭にきた。たかだが駅から家までタクシー代2500円の客だから、5000円くらいになりそうな客を選んだのだろうか。もしかしたら、落選議員の城内とはかかわりたくないから乗車拒否したのか。まあそんなことはないと思うが。
 タクシー会社に事情を話したら、その近辺はタクシーがひろえないところで、当番がEタクシーではないので、詳細は分からないと言い訳をしだした。仮に百歩譲ってそれが正しいにしても、せめてうそでも「ここはタクシー乗り場でないので、空車ですが、お乗せできません」とか、「急に無線で迎車となったので、本社の電話番号を教えるのでこちらにかけてタクシーを呼んでください」とひとこと言えばすむことである。たった10秒のひとことの時間があればほぼ9割の人間は納得する。その10秒をおしんで、無視していってしまう愚行をはたらいたわけである。
 やはり大手の会社は親方日の丸体質でそういう点で危機感がなく、社員教育が徹底していないのだろうか。小泉・竹中流の規制緩和路線により、大阪をはじめタクシー業界はしのぎをけずっているが、結局は会社の発展は社員教育がどれだけなされているかにかかっている。
 いずれにしても、タクシー業界であれどうあれ、人と人とのコミュニケーションをしっかりはかり、もっと住みよい社会になって欲しいと思った。