衆議院議員 静岡県第7選挙区城内 実

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◎ 政 治 ◎ スパコン京

2011.11.18 ピックアップ

 16日の衆議院決算行政監視委員会の「行政監視に関する小委員会」で予算の無駄遣いなどを点検する「事業仕分け」が行われた。
 例の民主党主導で行った悪名高い「(日本の)スパコンはなぜ二位じゃだめなんですか」(=「中国が一位でなぜ悪いんですか」)という事業仕分けの国会版だ。その際、よりによって理化学研究所と富士通が共同開発した次世代スーパーコンピューター「京けい」の開発・整備費が対象になった。世界一になったのだからきっと関係者にボーナスを二倍くらい与えて、開発・整備費を四倍くらいにするかと思ったら、与野党こぞって「予算縮減」とするとのこと。
 いつから日本は「がんばってもむくわれない社会」になったのか。これでは、社会主義ではないか。おっと失礼、ソ連、中国、北朝鮮などの社会主義国では、オリンピックでメダルをとれば、一生困らないくらいの報奨金をもらえたではないか(今もそうなのかよく分からないが)。
 世界200カ国の中でランキング世界一となった「京」を開発したわが国の関係者は、世界ランキングでおそらく100番(あるいはもっと下か?)くらいの見識しか持ち合わせていない日本の国会議員だけには言われたくないと思ったであろう。例えば、現職の大臣なのにのこのこと民主党議員のパーティーに出席して、国賓で来日したブータン国王歓迎の宮中晩餐会よりも政治資金パーティーの方が重要だと得意げに語ったとされる一川保夫大臣の見識というか常識(=宮中行事よりも一政治家の政治資金パーティーの方が重要という驚くべき認識)は国際社会のレベルでどれくらいであろうか。
 日本の国会議員の数は、わが国の人口からいって国際レベルで多すぎるということはない。しかし、日本の国会議員の世界ランキング5番くらいの有能でありかつ国益と国民の生活を体を張って守る集団であるならば、定数削減しなくてもよいと思う。が、今のままであれば日本の国会議員こそ、むだ削減、仕分けの対象とすべきではないか。
 みなさんどう思われるか。そういう私こそ仕分けの対象にならないように日々勉強、努力しないと。
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