◎ 政 治 ◎ 本予算案採決
2012.03.09
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昨8日、平成24年度本予算案が与党の賛成多数で衆議院で可決された。関連法案には賛成したが、記名投票ではもちろん青票=反対票を投じた。
本予算案は一般会計こそ過去6年では最少額であるが、それは見せかけにすぎない。震災関連予算を特別会計にしたり、ありもしない消費増税分で基礎年金の国庫負担財源を賄おうとするまさしく「粉飾予算」である。
当然、批判が野党から相次いだが、「消費増税を約束手形に年金を人質に取る」、「泥にもぐって隠れたつもりでも、財務省という大きなサギに尻尾が見つかり餌食となった」と喝破した元民主党・現新党きづなの小林正枝議員の反対討論は実に的を射ていた。思わず拍手してしまった。
私人ならともかく、国が取らぬ狸の皮算用をして空手形を出すなど断じて賛成できない。心ある現民主党議員も、消費増税法案の踏み絵のような本予算の本質に気づき、国民目線の基本に立ち返っていただきたいものである。
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