◎ 政 治 ◎ 鳩山元総理の二元外交
2012.04.10
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鳩山由紀夫元総理が7日、イランを訪れサレヒ外相と会談した。野党だけでなく、玄葉外相まで中止を求める中での強行訪問となった。
外交とは、一貫性と継続性が重要である。そのために政府が一元的に外交をとり行い、たとえ政権交代で与党が変わっても、わが国外交の根幹は崩さないというのが原則である。民間人ならまだしも、与党の議員、それもつい最近まで総理大臣をやっていたお方が、核開発疑惑で国際制裁のもとにあるイランを訪れるのは、国益を甚だ害する悪しき「二元外交」である。
民主党政権は、中国や北朝鮮に対しても二元外交を行っているようだ。議員外交は重要な手段であるが、国家の戦略的外交方針に明らかに反するこうした動きは即座にやめるべきである。
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